【最終回ネタバレ】2018秋ドラマ「獣になれない私たち」全10話考察

【最終回ネタバレ】2018秋ドラマ「獣になれない私たち」全10話考察

新垣結衣・松田龍平ダブル主演! 脚本は「逃げ恥」野木亜紀子

2018年12月12日に最終回を迎えた「獣になれない私たち」。
(通称:けもなれ)

視聴率はドラマが始まる前の期待度の高さから考えると
あまり振るわないドラマとなってしまいました。
その辺は、以下の記事で考察をしています。

「獣になれない私たち」視聴率下降 11.5%→8.5%を考察

1話完結型の明快なドラマが好まれるなか、
緻密で濃厚な大人のドラマが全10話で繰り広げられました。

【ネタバレ】第1話から、最終話10話まで

簡単にドラマのあらすじ、展開を簡単にまとめていきます。
このドラマはあらすじより、映像でしか表現できない行間に
魅力があるので、ぜひドラマでチェックしていただきたい!

第1話

晶と恒星はクラフトビール店「5tap」の常連同士。
深海晶(新垣結衣)は、ECサイト制作会社に勤めており、京谷(田中圭)と付き合っているが
実は元カノとのある問題を抱えている。
また、京谷の母親(田中美佐子)は、寝たきりの夫を家で介護している。
一方、根元恒星(松田龍平)は、公認会計士・税理士。恋人だったはずの呉羽(菊地凛子)に、
突如別の人・橘カイジと結婚したと言われる。

晶は会社の社長のパワハラまがいの仕事量に忙殺され、一瞬電車に飛び込みそうになる。
自分を徹底的に殺している晶を5tapで見て、
恒星は「キモイ笑顔」と裏で切り捨てる(晶、実は聞いてる)

ネタばれ【感想】獣になれない私たち 第1話

第2話

晶が社長に業務改善書を突きつける。
晶と京谷がいかにして、結ばれたのかを描く回。
呉羽から、恋に落ちた瞬間聞こえる鐘の話を聞き、晶と恒星は実際に聞きに行くことにする。

第3話

晶は業務改善書を出したものの、特別チーフクリエイターという謎の昇進を遂げる。
京谷は実は元彼女・朱里を家に住まわせていて、4年間たっていることが描かれる。
恒星の兄が行方不明であることが描かれ、また粉飾決算に協力するように謎の人物に迫れられる。

第4話

5tapで晶と京谷は、元彼女・朱里を住まわせていることについて言い合いになる。
京谷がスマホを無くしたのに、それを持っていたのが呉羽とわかり
実は晶と京谷が喧嘩した日に、呉羽と一夜を共にしたことが発覚する。

第5話

元カノ・朱里と会いに行く晶。対峙するが、出て行く気はないと言われてしまう。
5tap前で、浮気した京谷に対抗して、恒星に無理やりキスをする晶。
恒星が「一夜を共にした」となぜか京谷に嘘をつき、逆上した京谷に恒星は殴られてしまう。

第6話

元カノ朱里とマンションに住み続けることに耐えられず
京谷は遂に出て行く。朱里は、晶の住所を確認し家に向かいつつ5tapに入る。
そこで、一緒になった恒星に「悲劇のヒロインは楽しいですか?」と言われ
朱里はビールを顔にぶっかける。

第7話

恒星は、自分が粉飾決算に加担にしている事実を、晶の前で明かそうとして誤魔化す。
寝たきりだった京谷の父の容体が悪くなり、京谷の母(田中美佐子)と家族が揉める。
京谷の実家に来た晶は、京谷に別れを告げる。
晶は、なぜか自分の部屋の前にいる朱里と出逢う。

第8話

晶は業務改善のため、人員を増やす提案をし、社長に採用される。
しかし、面談に来たのは元カノ・朱里。そして採用されてしまう。
恒星と、行方不明だった恒星の兄との話が主軸の回。
恒星の故郷は福島で、兄は会社を継いでいたが原発事故の影響で会社は傾き
それを救うために、恒星が粉飾決算に加担していたことがわかる。
しかし会社はつぶれてしまい、兄は行方不明となっていた。

妻子持ちの兄は最終的に、家庭に戻り
取り壊された福島の実家の写真を見て、バスの中涙する恒星。
そんな悲しみの中の恒星のもとに、ビールとゲームボード片手にやってくる晶。
二人は性別を超えて、本音を言い合える友達になっていた。

第9話

特別クリエイター部長になった晶。朱里は晶の代わりに社長秘書となる。
京谷の母(田中美佐子)と朱里とマンションで鉢合わせてしまい
結果、5tapで晶・朱里・京谷の母親はなぜか意気投合してしまう。

朱里はなんとか仕事に慣れようと頑張ったものの
仕事でミスを犯し、行方不明になってしまう。
相変わらず傍若無人の社長に、晶は初めて抗議したが
「お前がいなくても会社は回る」と言われ、何も言い返せなくなってしまった。

恒星も粉飾決算の悪事から足を洗えず、
失意の底にいた晶と恒星はキスを交わし、遂に一線を超えてしまう。

第10話(最終回)

お互いに性別を超えた、本音を言い合える友達になったと思っていた
晶と恒星は、一夜を共にしたことを後悔する。
行方不明だった朱里が無事見つかる。
恒星は公認会計士・税理士を辞める決意をし
税務署にタレコミをして、脅されていた相手を殴り、どこかに消えてしまう。
一方、晶は遂に会社を辞める決断を社長に伝える。

5tapの2周年記念の日、お店に集まる常連客。
そこに晶と恒星の姿はなく、ビール工場に2人はいた。
そこで、5tapの店で飲むはずだった高価なビールを2人で飲む。
最後に、鐘の音(呉羽が恋に落ちた時に聞こえると言った)が聞こえる場所に2人で行き、
無事、鐘の音を聞き、手をつないでドラマが終わる。

ドラマ「獣になれない私たち」の魅力

主演の新垣結衣、松田龍平の美しさが魅力的。とにかく絵になります。
普通を演じさせたらピカイチのガッキー。
佇まいだけで絵になる松田龍平。二人がビールを嗜む姿がとても美しいのです。

そして主人公だけでなく、周りのサブキャラクターにも愛情を注ぐ
野木亜紀子さんの脚本もとても良いです。
5tapのマスター役、松尾貴史や
会社の同僚役の伊藤沙莉、犬飼貴丈はこのドラマの裏の主人公です。

そして1番の魅力は、この作品が1話完結型の消費型ドラマではなく、
1話から最終話までかけて、人の心情や移り変わりを丁寧に描いている点につきます。

最終回、ドラマで重要な役割になっていた「ビール」で
登場したキャラクターたちが乾杯をするシーンでは
涙が出てきました。

こういうしっぽりしたドラマ、もっと観たいなぁ〜